りんごから抽出したアップルフェノンが、花粉症の抑制効果があるとされています。
りんごの幼果に多く含まれている苦味がそれで、以前花粉症がなかった時代は、りんごを青いまま丸かじりしたり、ブドウをはじめとする自然のポリフェノールを野から採取し食べていました。

 近年は果物が飽食時代で、若い主婦がりんごを買わなくなったので、子供たちがりんごを食べる機会が少なくなっているのです。最近の子供は、アトピー皮膚炎に始まり花粉症や喘息に発展するケースが多い。これもりんごを食べなくなったのが一因かもしれません。

 とかく人間の食感は幼児期に決定するといわれています。離乳食時にすりおろしりんごや煮りんごを多く食べさせることにより、りんごに対する食感が生まれます。子供の頃に食べた食べ物には、大きな力が存在します。
戦後間もない頃は整腸剤としてりんごジュースを医師が処方したといいます。りんごはいろんな意味で健康食です。

 「一日一個のりんごは医者を遠ざける」との諺があります。毎日一個りんごを食べましょう。